桜幻カスタムフック スーパークイック徹底解説

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桜幻カスタムフックスーパークイック徹底解説

2021.12.28

開発担当　

CATEGORY :

タイラバ

はじめに

新たに桜幻カスタムフックシリーズラインナップに加わったスーパークイック

既にフィールドでご使用になられている鯛ラバファンの皆様もおられるかと思います。

今回は、このフックのコンセプトについて詳しくお話したいと思います。

是非とも最後までお付き合いください。

桜幻カスタムフックスーパークイックのコンセプトとは？

近年はロッドの高感度化が進み，今まで感じることが出来なかった水中の僅かな変化を捉え、積極的にフッキングさせるテクニックが進んでいます。そこで、フックに求められる様々な要素に今一度着目し、鈎先が魚に触れれば即刺さる鈎を求めた結果がスーパークイックです。

桜幻カスタムフックスーパークイック7つの特徴

【触・即・刺】

鯛ラバのフッキングにはいわゆるの「乗せ」、「掛け」等のロッドワークが求められることがあります。いずれの手法でも鈎先が真鯛に触れ、刺さり始めてから初めて成立します。

このフックは真鯛の唇を中心に触れれば即鈎先立ちし、真鯛の自重だけで確実にカエシ(バーブ)まで一気に刺さりこむことを狙い目指したのはアワセ不要のフッキングです。【触・即・刺】を実現するための7つのエレメントを組み合わせ、今までの鯛ラバ用フックには例を見ない特殊な仕様となりました。それでは、その7つの特徴を解説したいと思います。

鈎先角度(エントリーアングル)
スパットテーパー
マイクロバーブ
ナノスムースコート
超細軸(スーパーファインワイヤー)
TGW(トーナメントグレードワイヤー)
ワイドヘッド

①鈎先角度（エントリーアングル）

過去の鯛ラバ用フックとしてはﾊﾟﾜｰﾌﾟﾚｲ同様に大きな角度を持たせています。理由は鈎先が積極的に真鯛に接触するためです。この角度を持たせるためにショートシャンク設計を施しております。

触・即・刺

②スパットテーパー

刺さり優先でのロングテーパー、一般的なテーパーの3割ほど尖頭部分を長く設計。

上図：スパットテーパー(ロングテーパー)

下図：一般的なテーパー

触・即・刺

③マイクロバーブ

鯛ラバタックルは基本的にライトタックルで、ファイト中もラインテンションが抜けにくいため、小さなバーブでも効果は充分。さらにフッキング性能とフトコロの強度を高めるため、バーブを鯛ラバフックとしては異例のテーパーの部分に設計。

触・即・刺

④ナノスムースコート

摩擦係数の非常に低い表面処理で、その効果はすでに実証済。さらに通常のメッキよりもコート皮膜を薄くすることができるので、鈎先の鋭利さも向上。

このフックにもそのメリットをプラスし、スーパークイックなフッキングに貢献。

触・即・刺

上図：ナノスムースコート

下図：通常メッキ

⑤超細軸（スーパーファインワイヤー）

桜幻・サーベルポイントシリーズで最も細い鈎先を選択。フィネス鯛ラバで細軸と言えばファインマスターですが、さらに1　X　Fine(1番手細軸)と、まさにスーパーファインワイヤー仕様。刺さり重視の鈎としては限界まで攻めた設計。この細さが最軽量のフックを実現し、ターゲットに違和感を与えること無く鈎先を立たせ、素早いフッキングを可能とします。

触・即・刺

⑥T.G.W（トーナメントグレードワイヤー）採用

度重なる実釣データを基に、硬度=鈎先の強さ、強度=フトコロの粘りなど、このフックの求める性能を具現化するためにT.G.W（トーナメントグレードワイヤー）を採用しました。

触・即・刺

⑦ワイドヘッド

細軸+ナノスムースコートのフックにおいて、フックリーダーとの結節強度を上げるため従来のV-Headよりもさらに叩き部分をワイド化し、太いフックリーダーにも安心の結び強度を確保しました。

2022年発売予定の桜幻カスタムフックリーダーとの相性も抜群！

触・即・刺