選ばれし者たちの競演!JBスーパーバスクラシック

2013.12.10

CATEGORY :

バス

■時期 ・・・ 11月16日、17日
■場所 ・・・ 茨城県 北浦
こんにちは、SHINGOです。
2013年度の締め括りの試合であるJBスーパーバスクラシックが、11月16日(土)と17日(日)に行われました。
ちなみに、16日は私の誕生日でした(笑)。
場所は、冬の足音が聞こえる茨城県にある北浦です。
JBスーパーバスクラシックは、JBの各カテゴリーの優勝者や規定順位をクリアーした者が出場できる試合です。
出場するだけでも、名誉ある試合なのです。
今回は34名の精鋭達が北浦に集り、戦いを繰り広げました。
まさに『優勝』だけを狙う試合です。
私も優勝するために練習をしたものの、1週間前のプリプラでは完全に撃沈していました。
優勝どころではなく、ノーフィッシュの気配が濃厚のままプリプラを終えました。
試合までの数日は過去のデーターやら友人、知人の話も参考にして、突破の糸口を模索しながら過ごしました。
しかし、北浦の試合エリアは広大です。
バスボートを使って時速100キロで走り回っても、1日では半分も周れない広さがあります。
「もっと絞り込まないと試合にならない…」と思いました。
15日(金)
絞りに絞ったエリアを、15日(金)の前日プラでチェックする事にしました。
かなりのテンポで、各エリアを見て周っていきます。
そのために選んだタックルは、以下の通りです。
シャッド用は、LUXXE ATS05 S64L FINE MASTER”ACTIVE SHAKE”です。
ラインは、スーパーフィネス4.5lb.です。
ルアーは、溺愛するSHINGOベビーシャッド60と、HMKLシャッドSRです。
フックは、がまかつ トレブルRB ミディアム #10に交換しました。
パワーベイトネコリグ用は、LUXXE ATS05 B70ML B-Fine Master “CONTACT”です。
ラインはスーパーベイトキャスト フィネス7lb.です。
ルアーは定番のカットテール5インチとスリムヤマセンコー4インチ、そして立ち姿勢を重視して、がまかつ W.I.S. フラットストレート 5.5インチを選びました。
フックは、ガードを活かして根掛かり減少のがまかつ ワーム329 ハンガーHD #2です。
ネイルシンカーは1/32oz~1/160ozをストラクチャー、水深に合わせ使い分けてみました。
以上の2セットをメインに用意しましたた。
釣り方も絞りが得意なシャッドをメインに、フォローでネコリグを入れていきながらチェックしてきました。
さらに気になるスポットにスピナベ、クランク、ラバージグを入れてみましたが、今回は反応が薄過ぎました。
ハイテンポにランガンをしましたが、数か所は周れませんでした。
しかし、何となくですが、傾向が見えてきました。
プラ終了時間ギリギリまで走り回り、5バイトで2本のバスを手にすることができました。
この感覚を元に、翌日からの試合の作戦を組み立ててみました。
私が思ったキーはやはり「冬のエリアで大きなワンドにある風や波、カレントをブロックできる複雑なストラクチャー」です。
そして「ベイトが絡むタイミング」に合わせられるか、だと思いました。
北浦でそんなイメージのエリアが山田ワンド、蔵川ワンド、会場前の石積み、北利根、常陸のテトラだろうと考え、そのエリアに可能性を感じてプラを終えました。
また、タックルを追加しました。
LUXXE ATS05 S63L-FINE MASTER”QUICK MOTION”のスピニングに、スーパーフィネスの4ポンドラインにしたネコリグです。
かなりのプレッシャーが掛かる事を考慮して、追加したのでありました。
16日(土)
初日です。
寒い朝を迎え、天候を見ると風が強く吹いていました。
徐々に強くなるという予想を聞き、作戦を変更しようかと思いましたが、自分を信じてプラン通りにスタートしました。
最初のエリアは、山田ワンド最奥にある木枠です。
今大会の人気?エリアなのか、34艇中10艇程のボートが浮いていました。
何とか空いている場所に入り、釣りを開始しました。
北東の風が強く吹いています。
ベイトネコで丁寧に打っていくものの、なかなかバイトが出ません。
9時過ぎに待望のバイトを捉え、キーパーサイズのバスを1本キャッチしました。
131210_shingo01.jpg
気持ちが少し落ち着きます。
さらに1時間近く打っていくものの、バイトがありません。
少し焦りを感じた時にバイトがあり、フッキングしましたが掛かりが浅く、フックアウトしてしまいました。
完全に自分のミスです。
そこで気分転換と勝負を掛けて、蔵川ワンドにあるシャッドエリアをやりに移動しました。
しかし、強風で釣りになりません。
それでも1時間程チェックしましたが、バイトはなく、魚探にベイトも写りません。
他に移動しようにも、私の考えているエリアでは釣りになりません。
しかたなく、山田ワンドへ戻りました。
再度スリムヤマセンコー4インチのパワーベイトネコで流しますが、プレッシャーが掛かってきたのか、バイトもありません。
そこで、スピニングのカットテール3.5インチのネコに変えて流していくことにしました。
それでも、バイトが遠いのです。
13時をまわった頃、コツッと違和感のようなバイトがあり、フッキングをすると一気にラインが出ました。
浮き上がってきた魚体は「デカイ!!デカ過ぎる!!!」と思った瞬間に、口からヒゲが見えてフックが外れてしまいました。
気を持たせた犯人は、巨大なキャットフィッシュでありました。
何だか気が抜けたというか、殺気が抜けたのか、少し気持ちが落ち着きました。
その30分後に、コッという軽く押さえるようなバイトを感じてフッキングすると、キーパーサイズが釣れました。
これで2本です。
オブザーバーの方に、写真を撮ってもらいました。
131210_shingo02.jpg
photo by.NBCNEWS
次のキャストでも着底と同時にラインに変化が出るバイトで、同サイズのキーパーバスを手にしました。
ラスト1時間は本来なら風が強くて本命のエリアができませんが、3本いるので再度勝負に走りました。
しかし現実は甘くはなく、バイトもないままウェイインとなりました。
初日は3本で1828g、11位でした。
「釣れているのか?」「釣れていないのか?」よくわからない状況で11位という順位は意外でした。
17日(日)
前日とは打って変わって、穏やかな天候でした。
最終日の試合時間は12時までと短いので、プランを変えずに挑んでみました。
ファーストエリアは山田ワンドです。
風も無く穏やかであるにも関わらず、9時までノーバイトでありました。
水温が上がり出したタイミングでベイトネコを使い、バイトを感じて1本キャッチしました。
131210_shingo03.jpg
暖かいのに余りにも渋いと感じたので、スピニングネコに変えました。
兎に角、10時まで粘る事にしました。
丁寧に、丁寧に打っていくと、コンッというバイトが出ました。
ラインが細いのでランディングも丁寧にしていましたが、途中で何か枝のようなモノに巻かれてしまいました。
バスは付いていますが、上がってきません。
ボートを近付け、ロッドのパワーとラインのパワーを信じて強引に上げてみます。
すると何とか水面まで上がって魚体は見えるものの、やはり何かに絡んでいるようです。
魚体が見えるので、ネットを入れて慎重にバスを入れた瞬間に、ラインが切れました。
結果的にバスはランディングに成功し、2本目をキャッチしました。
131210_shingo04.jpg
ラインチェックをすると、1m近くまでが擦れて、ザラザラになっていました。
10時まで粘りましたが、気温の上昇に伴い水温も上がってきたので、一気に勝負をしに蔵川ワンドに移動しました。
狙いは、私の知る秋のパターンの一つです。
水温上昇でシャローのストラクチャーに絡むフィーディングエリアに上がってきたベイトフィッシュに、タイムラグでバスのスクールを入れ、フィーディングをします。
そのフィーディングに上がったバスのスクールを、溺愛するベビーシャッド60で広範囲を流してエンカウンターで当てる、というものです。
しかし、これがなかなか当たりません。
蔵川に入り1時間以上もシャッドを引き倒しましたが、ノーバイトでした。
「…フィーディングに上がってなのか…」と思った矢先にドラマが起こりました。
時間も11時を過ぎた頃、キャストミスでスタックしたベビーシャッドを回収するためポイントに近付いた時に、ベイトの群れがローランスの魚探に写りました。
「もしかしてバスの群れも周ってきたかも…」
素早くキャストし、比較的に早巻きをしているとゴンッとスタックと勘違いするような重いバイトが出ました。
最初はキャットフィッシュかなと、強引にランディングしようかと思いました。
しかし、いきなり水面でファーストエラ洗いをした魚体は、なんと50cm近いデカバスでありました。
意外と暴れませんでしたが、慎重にやりとりをして何とかランディングに成功しました。
131210_shingo05.jpg
photo by.NBCNEWS
推定1600gはあります。
ラインチェックをして、同じスポットにキャストをします。
3投目に、またも抑え込む重いバイトでバスが掛かりました。
さっきのものより、デカイのがわかります。
シャローエリアにフィーディングに入ったバスの暴れ方は半端ではありません。
一気にラインが出て、杭がある辺りまで走り、巻きこむように杭に巻きつき一瞬でラインブレイクしてしまいました。
唖然としましたが、焦る気持ちを抑えて、手早くラインチェックをして、ルアーを変えて同じスポットにキャストします。
群れが周ってきているのか、ゴンッと重いバイトが出ました。
またも一気に杭に巻かれて、ラインブレイクとなりました。
さすがに手が震えます。
折角の地合いです。
少しでも冷静になって、対応策を考えてみました。
「飛距離を生かして角度を少し変えてやれば…」何とかなるかと思い、ヒットルアーであるベビシャから、飛距離の出るHMKLシャッドSRに変えました。
同じスポットに、ディスタンスと角度を変えてキャストをします。
すると、3投目にゴンッという重いバイトが出ました。
ディスタンスが遠いので、バスの逃げる軌道を変えて何とか杭に巻かれないようにして、今度はランディングに成功しました。
推定1200gはありました。
次のキャストではカンッという軽く吸い込むようなバイトがあり、フッキングしたものの、ファーストエラ洗いの時にフックが軽く掛かっているように見えました。
今度は飛距離がアダとなり、セカンドエラ洗いでフックアウトしてしまいました。
しかも、フックアウトした場所が悪かった為にバスの群れも去ってしまいました。
一気にベイトッ気もバスの気配も無くなってしまいました。
30分程の間に、5匹掛けて2匹しかランディングできませんでした。
しかも、溺愛するベビシャを2個も失ってしまいました。
我に返り時計を見ると、時間は11時40分です。
あと数分はできると思い、帰着時間のギリギリまでキャストを繰り返しましたが、何事も起こらずにウェイインとなりました。
131210_shingo06.jpg
最終日は、4本で4040gでした。
単日成績は2位(1位同重量)で、総合成績は5位でした。
131210_shingo07.jpg
photo by.NBCNEWS
何とか11位から捲り上げて、5位の表彰台に立つ事ができました。
最終日のラッシュは良い体験になったので、今後に生かしたいです。
また、自分のミスでフックアウトやバラしはしましたが、最高のタックル達です。
今回もそんなタックルと共に試合に臨めて、成績が残せた事はとても嬉しく思っています。
次は優勝をしたいです。
■場所:茨城県 北浦
■タックルデータ
ロッド:LUXXE ATS05 S64L FINE MASTER”ACTIVE SHAKE”
リール:2500番台 ZPIのカーボンダブルハンドル
ライン:バウオ、スーパーフィネス4.5lb.
ルアー:SHINGOベビーシャッド60(レモンライムチャート)、HMKLシャッドSR(ブルーバック)
フック:がまかつ トレブルRB ミディアム #10に交換
ロッド:LUXXE ATS05 S63L-FINE MASTER”QUICK MOTION”
リール:2500番台ZPIのカーボンダブルハンドル
ライン:バウオ、スーパーフィネス4lb.
リグ:1/32ozネコリグ
ルアー:ゲーリーカットテール3.5インチ(DKブラウンブルーギル、スモーク)
ルアーがまかつ W.I.S. フラットストレート 3.75インチ(スカッパノン)
フック:がまかつ ワーム329 ハンガーHD #4
ロッド:LUXXE ATS05 B70ML B-Fine Master “CONTACT”
リール:TD-Z ZPIのベイトフィネス仕様
ライン:バウオ、スーパーベイトキャスト、フィネス7lb.
リグ:1/32ozネコリグ
ルアー:がまかつ W.I.S. フラットストレート 5.5インチ(グリパン)、ゲーリースリムヤマセンコー4インチ(グリパン)
フック:がまかつ ワーム329 ハンガーHD #2

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